緊急時の処置能力を試される場面が以外と多い

企業の医務室では保健師も一緒に働く所がありますが、看護師しか雇っていない所も多いです。また企業には産業医も働いていますが委託勤務の場合が多く、月に数回しか出勤して来ないケースが珍しくありません。ですから何かあった時にはに自分一人でも対処出来るよう、ある程度の初期治療が出来る様にしておくと良いです。

私の場合はBLSとACLSのコースを受けて、どちらも合格点を貰っています。コースは気道異物の除去方法、AEDの正しい使用方法、心停止・重症不整脈・急性冠症候群・脳卒中といった症状に対する初期治療を学べる良い機会でした。

病院へ運ばれる患者さんは会社で倒れられる方が実は意外と多いです。会社は一日の約半分を過ごす場であり、また労働により心身を酷使する場でもあるので当然と言えば当然でしょう。素早い処置が出来れば助かったのに、後遺症が軽くて済んだのに…といったケースは少なくありません。

労働者が安心して働く環境を作る為には医務室で働く看護師が緊急処置についてしっかり学んでおく必要があるんですね。