企業看護師の適正や向き・不向きはよく話題にされますが、私が実際に働いている中で感じた事があります。それは「積極的に意見出来ない方には向いていない」事です。
企業看護師は労働者の安全と健康を守る職業です。なのでもし怪我のリスクが高い危険の多い職場と思えば改善を求めなくてはなりませんし、健康上の問題で配属変更が必要と思えば提案しなくてはなりません。労働者の立場からは意見があっても企業側になかなか伝えられないものです。なので看護師が労働者を守る立場として、代わりに企業へ積極的に提案して行く必要があるのです。
こう書くとなかなか厳しい仕事のように感じるでしょうが、ようは労働者の状況を企業に伝える役目なのです。企業側は労働者の実態が把握出来ない事も多いですから、看護師の目線で見た情報を伝え、改善策を検討して行く事になります。各部署の上司や人事担当者、更に上の方とも話し合う事がありますから、臆せずに積極的に意見を述べられる方が望ましいと思いますね。