待遇を重要視するなら大手企業
企業看護師として医務室に勤務する場合、大半の求人は大手企業となっているのですが、中小企業でも人数の多い会社などでは産業看護師の求人を出している場合があります。では、大手企業と中小企業のどちらで働く方がよいのでしょうか。どちらにも一長一短があるのですが、待遇を重要視するのであれば、やはり大手企業の方が恵まれていると言えるでしょう。
大手企業は法人税減税などでかなり優遇されていますし、海外との取引も多いので、消費税増税の影響もあまり受けていません。しかも直接商品の開発から販売まで一手に担うことができるので、当然利益も非常に大きくなっています。よって企業看護師の待遇も大手企業の方がかなりよくなっているので、給料や福利厚生など、待遇面を重要視するのであれば、やはり大手企業がおすすめです。
ただし、民間企業というのは会社によって待遇がかなり異なってきますし、同じような業種であっても会社によって給料が大きく違っているということも珍しくはありません。よってどれだけ条件のよい求人探しができるかが大切なポイントとなるでしょう。また、求人倍率も大手企業の方が高くなっている傾向にあります。
人間関係を重要視するなら中小企業
産業看護師の仕事を辞めたいと思う理由は、大きく分けると待遇が悪いことと、人間関係が悪いことです。しかし、大手企業は通常待遇がよくなっているので、待遇が悪くて辞める人の多くは中小企業となっています。ただし、大手企業は人数が多いということや、派閥が多数あるということもあり、人間関係に悩む人が多くなっています。
それに対して中小企業の場合には、それほど人数が多いというわけではないので、人間関係が悪くなってしまう可能性は大手企業よりも少なくなっているのです。しかも中小企業では医務室に1人で勤務することも多いため、人間関係を重要視して、気持ちよく仕事がしたいという人には、やはり大手企業ではなく中小企業がおすすめできます。